短波帯レーダー
YAHOOのニュースの中で、黒潮蛇行が直りつつある・・・という物があった。その黒潮観測に使われているのが、海上保安庁の「海洋短波レーダー」「Long Range HF Radar 」だそうな。解説ページを見てみると、これって、悪名高い(高かった)「ウッドペッカーノイズ」のOTHレーダーと仕組みがおんなじでは?
解説によると、千葉県野島崎、八丈島、伊豆大島と三浦半島荒埼の少なくとも4箇所にあるらしく、使用周波数は千葉と八丈島が5MHZ帯、伊豆大島と三浦半島は24MHZ帯との事。出力は不明。 気になるのはわれわれBCLやアマ無線への影響だが、実際のところ、聞いたことはない。ま、日本の物は指向性が外を向いているので、実害はないのかも・・・
その昔、東西冷戦のころ、短波中に「パタパタパタ・・・・」というノイズが出現し、周波数は神出鬼没、いったん始まると際限なしということで、一時話題になった。そのうち、アメリカかソ連のミサイル防衛用のレーダー波だということがわかり、中学生ながらに聞くと核ミサイルを思い出して背筋が寒くなった。東西冷戦が終結し、いつの間にか聞こえなくなったが、あの不気味な音は1度聞くと忘れない。
いろいろ検索すると、アメリカの物は今でも現役のようだ。今はだいぶ聞こえ方が違うらしいが、そのノイズでアマ無線の7MHZバンドは結構やられることがあるらしい。(オーストラリアのものとも言われている)
まあ、たいがいの分野で軍事技術からしばらくたつと民生用に転用というのは良くあることで、これもそのひとつなのでしょう。
OTHレーダーの解説はこれ。
アメリカの軍事用OTHレーダーの解説はこれ。(当然英語)
その今の音はこれ。 「OTHR」をクリック!
海外の研究用のものはこれ。
これは本当のきつつき(WOODPECKER)のクマゲラ@北海道 (笑)
昔のウッドペッカーノイズの録音は見つからず(ToT)
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